寝違えは首の周囲の筋肉、腱、筋膜などの急性炎症の一般的な総称で、朝起きたときに首を動かすと強い痛みがある、場合によっては頭痛や背中まで痛む場合もあります。

疲労や日頃の不良姿勢も原因の一つです。

姿勢が崩れていたり、生活習慣の乱れ、身体の使い方がうまくできていないような状態だと発症するリスクも高くなってしまいます。

睡眠中に凝り固まった筋肉をいきなり動かすと、軽度の肉離れが起きるのです。つまり寝違えは、寝ているときに生じるのではありません。寝違えの原因は睡眠中に作られますが、寝違えの炎症が発生するのは起床時なのです。

夏の首コリの原因であるのがこの「冷え」。筋肉量の少ない首や手首、足首は特に冷えやすくなっています。起きている時間には冷やさないように1枚何かを羽織ったり、靴下を履いて冷えないように工夫しましょう。またお風呂でしっかり温めるのも予防につながります。

今の時代、パソコンやスマホを一切使用しないのは難しいかと思います。しかし、パソコンやスマホは首を疲れさせる原因のひとつです。休憩を多めに取り、ストレッチで伸ばして下さい。疲れをためないことが大切です。

女性に多く見られるのが、バッグの中身が多すぎて首に負担がかかっている状態です。しっかりと必要なもの、不要なものを整理してなるべく負担にならない重さのバッグで出かけましょう。

睡眠不足も寝違えの要因になります。体の健康は充分な睡眠から始まるといっても過言ではないでしょう。横になることで首の疲れをしっかりとりましょう

疲れがたまることで寝違えは起きやすくなります。お風呂でしっかりと湯船に浸かることで血流を促進して、疲労を速やかに回復させましょう。冷えた首元を温めるという意味でもとても効果的です。

寝違えは自然には治りません。ですので、寝違えによって引き起こされる症状も自然には改善しないということです。

寝違えは首の筋肉の軽度の肉離れである為、炎症が起きている間はアイシングや超音波をし、できるだけ動かさずに安静にするのが一般的です。炎症が治まって筋肉繊維が修復するとストレッチや筋肉をほぐして筋肉の血流を促進したり、可動域を改善させていくリハビリに移っていきます。